どうも、とみすけ(@_tomisuke)です。
今年(2025年)の5月に自動車を購入しました。
この記事では、購入に至った経緯、購入から半年経って分かった、車を持つことのメリット、デメリットをまとめます。
※車は非常に生活に密着しているため、詳しく語りすぎると個人情報がダダ漏れになってしまいます。そのため、伝えたい内容について十分に語りきれない部分が結構あります。ごめんなさい。
この記事は 公立はこだて未来大学 Advent Calendar 2025 Part2 23日目の記事です。
今年は期限を守れて非常に嬉しい気持ちです。
車購入の経緯
もともと、私は車の購入をするつもりが一切ありませんでした。というか免許も取らないつもりでした。
車への興味が特別あったわけでもなく、自転車が使えなくなる冬も、多少不便とは言えバスを使えば耐えられると考えていたからです。
そもそも、車のない東京の家で育った私は、車が全く身近な存在ではなく、東京に戻るなら車を運転するシナリオが全く見えなかったからです。
しかしながら、今年函館在住の大学1年生として1年を過ごす中で、冬の現実を体感することになります。
まず、以下の理由からバスの利便性が極めて悪いです。
- 本数が少なすぎる
- 主要な路線が1時間に1本
- 乗り継ぎが挟まると移動時間が長大になる
- 冬は雪のせいでめちゃくちゃ遅延する
- 講義に遅刻したくなければ1本前のバスへ(なお本数)
- 大学までの路線で一部のバスに需要が集中し、積み残しが発生することがある
- 帰宅の終バスが20時台
- この時間になると帰宅orタクシーor雪中行軍を選択させられる
- 大学が山すぎてタクシーは運が良くないと配車できない
- 定期はICAS nimocaでの発行必須
- モバイル版がない
この結果、毎朝早くに起きて大学に行き、帰るときは数少ないバスを頭に入れ続けるという生活を続けることになります。
どこかに出かけるにもバスに乗らなければなりませんが、目的地によって往復で都合のよいバスが無いことも多いです。
とにかく移動の自由を奪われている感覚が強く、どこかへ行くのが億劫になるのです。
この経験を通して
冬さえ我慢すれば自転車で快適に移動できるなら、車にかかる費用を他に使うべき
という考えが揺らぐことになります。
また、親に勧められるまま、春休みに免許を取得したこともあり、車購入の検討が現実味を帯びてきました。
また、以下のような車を持つことで得られる他のメリットにも注目するようになり、親との相談の結果、購入することにしました。
- 移動の自由度が上がり、気軽に市内を移動できるようになる
- 自転車と違って雨でも安心
- ドライブで旅行や旅に行ける。北海道内のいろんな場所を巡れる
- 友人を乗せられる
- 車があることによって得られるナラティブ(経験)がある
購入する車を検討
車を購入するにあたり、中古車か新車か、車種はなにかを考えることになりました。
まず、車種は軽自動車の中から選ぶことにしました。理由は経済的な理由と性能とのバランスです。軽自動車は生活の足として需要が高く、中古での売却価格(リセール)が良いです。大学卒業時に車を売却することを考えると、リセールが良い方がトータルで経済的です。税金も軽自動車の方が安いです。
また、最近の軽自動車は性能が向上しており、高速道路でも安定して走行可能と聞きます。唯一合流での加速がネックと聞いたので、加速性能を補うターボ機能が付いた軽自動車を選ぶことにしました。
ターボ:排気ガスを利用してエンジンに大量の空気を強制的に送り込み、排気量以上のパワフルな加速と力強い走りを実現する装置。軽自動車の廃棄量の制限である660ccを守る中で、出力を補うために搭載される
次に中古車or新車ですが、これは新車を選ぶことにしました。両方検討したのですが、最近の中古車は非常に高価であることが主な理由です。
中古車といっても、車種、年式、走行距離によって価格が大きく異なります。一般的に走行距離が増えるほど故障などのトラブルが発生しやすいと言われています。
比較的走行距離が少ない(必然的に年式も新しい)中古の軽自動車となると、値段が新車に近づいてきます。
例えばハスラー(スズキ)の走行距離3万キロの場合、160万円くらいが相場です。一方で、新車は標準的な構成で200万くらいになります。

また、リセールも新車の方が良いです。積算走行距離が新車の方が少なく売れますし、ワンオーナーの方が評価が高いようです。
ということで、差額が40万円程度でリセールも新車の方が良いのであれば、新車の方が良いなぁという結論になりました。
より走行距離が長い、例えば10万キロ50万円台のようなものも検討しなかったわけではないですが、漠然と微妙なんじゃないかなぁという気持ちと修理費、保険料の上昇などの不確定要素が気になり、あまり調べずに敬遠しました。(後述します)
車種選び
新車の軽を購入すると決め、次は車種選びです。主要な軽自動車のメーカーと言えば、スズキ、ダイハツ、ホンダ、三菱自、日産です。
軽自動車の中にも価格帯があり、最も安い価格帯には、ミラ(ダイハツ)、アルト(スズキ)があります。この2車種は別格で安く、標準的な構成で130万円程度です。
その上の車種になると、多少の差はあれどの車種200万円程度の価格になってきます。
その中でタイプ別に大きく分けると、以下のようになります。
- SUV
- 車高が高くてアウトドア向き。街乗りも普通にいける
- 例)ハスラー(スズキ)、タフト(ダイハツ)
- ハイトワゴン
- 全高が高め。広く感じる
- 例)ルークス(日産)、ワゴンR(スズキ)
- スーパーハイトワゴン
- 軽自動車の規格上限限界の高さ。家族向きが多い
- 例)タント(ダイハツ)、N-box(ホンダ)
- バン
- 荷物を運ぶ商用車向け
- 例)エブリイ(スズキ)、ハイゼット(ダイハツ)
まず、スーパーハイトワゴンとバンは外しました。バンは商用車向けの側面が大きいので合いませんし、スーパーハイトワゴンは家族向けという側面が大きく、空気抵抗による燃費や横風への弱さがネックになる以上、自分にとって選ぶメリットが薄いからです。
また、ミラ(ダイハツ)やスズキ(アルト)などの低価格系も除外しました。理由は天井高です。この2車種は燃費を上げるために天井の高さが低く設計されている特徴があります。私は座高が高めなため、この2車種に乗ると頭が天井すれすれの位置に来てしまいます。窮屈かつ視界もあまり良くないため、自分の体に合っていないと感じました。
そうなると、SUVかハイトワゴンになってきます。各社のディーラーに行って試乗を行った結果、以下の車種に絞り込みました。
- スズキ ハスラー
- ダイハツ タフト
- ダイハツ ムーヴ
- ホンダ N-WGN(エヌワゴン)
この中から、家族向けの側面が強いムーヴを除外、さらに、先述したターボ付きのモデルを選択した場合の価格の高さから、N-WGNを除外しました。
ハスラーとタフトはどちらもSUVで、価格帯も同じ、完全にライバル車種です。どちらにするか非常に悩みましたが、タフトを選びました。完全に好みですが、タフトには電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールドなどの先進機能に加え、天窓が付いていることが決め手になりました。
その中で冬道と加速に強い4WDのターボモデルを選びました。価格は総額で大体200万円くらいです。
ディーラーでの交渉は大変
車を購入するにあたって、車の車種、グレード、オプション、購入形態(一括、ローン、残クレなど)を選ぶことになります。
今回車の購入を検討するまで車に対して一切の興味がなく、何が必要で何が不要か分からなかった私は、まず知識を得ることから始める必要がありました。相場、グレードによる違い、オプションの必要性、アフターサービスなど、検討するべき項目が非常に多いです。
これに値引き交渉が加わります。オプションの違いや値引きの量によって額が10万円20万円、あるいはそれ以上違ってくるわけですから、全く気が抜けません。
あくまでディーラーへ失礼のないようリスペクトを持ち、しかし私も高い買い物ですから、遠慮することなく聞きたいことを聞きながら、もう、一生懸命交渉しました。
車を買ってよかったこと
車を買ったことで、移動が楽になるという実利の面もありますが、以下に挙げるような金額で計りにくい(プライスレスな)メリットを非常に多く享受できているなと感じています。
行動の選択の幅が広がる
気軽に大学に行ったり帰ったり、時間があるときに髪を切りに行ったりなど、歩きや自転車では移動の大変さからとれなかった選択肢がとれるようになりました。雨が降っても、雪が積もっても、車で市内どこへでも移動できます。基本的に無敵です。駐車場も函館に関しては繁華街の中心部や観光地を除いてほぼ無料です。
車を買ったことで、単位互換制度を使用した他大学の授業も受けられるようになりました。
以前はバスも少なく、自転車では遠かったり雪が降って詰んだりするので行けなかった大学も、車なら行けます。
ちなみに、2年の後期は函館大学の単位を4科目履修しています。講義がある日は未来大から函館大まで車で移動しています。
また、冬に大学にいるとき、終バスにとらわれることがなく、自分のタイミングで帰宅できるようになったのも間違いなく大きなメリットです。そもそも冬の不便さがきっかけで車がほしくなったんですけどね。
北海道をドライブできる
北海道中をドライブをすることができるようになりました。稚内に行って帰ってきたり、帯広にばんえい競馬を見に行ったりしました。車中泊をすれば宿泊費は無料なので、週末に思いつきで行くことが多かったです。一日中ドライブした後、自然豊かな町や村の温泉に入るのは最高です。しかもかかるのはガソリン代だけ。(実は保険料と維持費とリセールに悪影響だし事故のリスクもあるが)素晴らしい!
ただ、これに関してはレンタカーを借りるという方法もあります。こっちの方が総合的に経済的ではあります。
ただ、レンタカーは予約の必要性や返却の期限があったり、一定のルールが定められていたりなど、制約もあります。
自家用車ならそういったことを気にする必要は無く、いつでも行けて、自由に旅して、いつでも帰ってこれます。この自由度にプライスレスな魅力があると思います。
友人を乗せられる
函館という地方都市において、車は絶大な能力を発揮します。
友人の帰宅の足を保証してあげられれば、自分だけでなく、友人の自由度も上がり、バスを気にせず大学で作業をしたり、いろんな場所に行って遊んだりできます。
さらに、あまり他人に聞かれたくないような話や、踏み込んだ話題や相談も車の中でならできます。
運転の経験と交通ルール、マナーへの理解
まず、運転をすることで運転が上手くなります。
さらに、日常的に運転をすることで車の流れや安全な車間、死角など、様々な気づきを得ることができます。
これにより、自分が自転車に乗っているときや、歩いているときの自動車に対する行動変容に繋がっています。例えば、「この位置は自動車の死角になっているから行かないようにする」ことや、「逆に明確に車を制止して先に行った方が車も助かる」などです。
これは自身の安全に繋がることはもちろん、交通全体の流れの改善や事故リスクの低減に大きく貢献します。
車を買って良くなかったこと
お金がかかる
これはもうお金、お金がかかることがもう最大のデメリットです。
まず購入に莫大な金額がかかります。次に、ガソリン代がかかります。次に、オイル交換などのメンテナンス費用がかかります。次に冬用タイヤの購入に費用がかかります。とにかく持っているだけで、維持しているだけでお金がかかるのが車です。
なかでも、最も厄介なのが保険料です。私はこれを軽視していた。
一応車の購入前に保険料も検討していました。私は車の購入時点で19歳かつ、運転経験もないので、とにかく保険料がバカ高いです。東京海上日動とかで雑に見積もりだしたら、車両保険込みで年40万円とか言われます。
いろいろと調べた結果、ソニー損保で走行距離制限7000キロ、車両保険付きで実質年15万円くらいで契約しました。
はい、いいえを選んで走行距離の目安を出すやつで、7000キロと出たから7000キロで契約したのです。
しかし、走行距離は7000キロでは全く足りませんでした。稚内に行き、えりも岬に行き、札幌を反復横跳びし、函館から大阪万博会場まで車で行く暴挙を犯し、気づけば納車から半年で12000キロに達していました。
そのたびに契約を更新し、保険料は上昇し続けました。車両保険を外せばまだマシでした。しかし200万円の車がオジャンになるリスクは背負いたくない。
振り返れば、あのとき、車を選ぶときに走行距離が10万キロ超えの中古を選択肢にいれれば良かったのかもしれません。
日本の自動車は信頼性が高く、故障のリスクは上がるものの十分に走ってくれるという情報もあります。実際に選んだかどうかは別として、車両保険も考慮に入れた上で、10万キロ、15万キロの中古という選択肢に対して十分に検討をおこなわなかったのは反省です。
事故るかも
運転すればするほど、事故を起こしたり、起こされたりする可能性が大きくなります。最悪死にますし、自分が事故を起こして法的責任を負うことになる可能性もあります。
なるべくリスクを低減するために、極めて慎重で安全な運転を心掛け、日々反省と改善を行ってはいますが、完全にゼロにすることは不可能です。
実際、自分のミスにより別の車に想定以上に接近してしまったり、アイスバーンを滑ったりしてしまったりしたことがあります。これはたまたま事故になっていないだけで、低確率で事故に至るものです。
加えて、道路を走っているとなんだか挙動が怪しい車や、明らかに危険な運転をしている車が多くいます。こういった車に事故を起こされるリスクも大きいです。しかもこれは、自分の対処だけではリスクを排除しきることができません。
まとめ
メリットも大きく、デメリットも大きく、良くも悪くも生活に大きな影響を与えるのが車だと思いました。それでもやはり、僕にとって車を買ったことは良い選択だったと思います。
あらゆる行動の選択肢を広げ、プライスレスな経験を提供してくれるからです。
学生時代の経験は貴重だと思います。その学生時代を充実させる上で、車は大いに貢献してくれていると感じます。
また、車の購入をサポートしてくれた家族、相談に乗ってくれた友人、誠実に応対してくださった各ディーラーの方々に深く感謝します。
終わり
—
今年のFUNアドカレはなんとPart3まで生えています! ぜひ気になる記事を見に行ってはいかがでしょうか!
同日にhauiroさんが「選択と集中の妥当性について(仮)」を投稿されているはずです。
公立はこだて未来大学 Advent Calendar 2025
Part1:https://adventar.org/calendars/11754
Part2:https://adventar.org/calendars/11840
Part3:https://adventar.org/calendars/12312

コメント